やよいの白色申告オンライン 単式簿記と複式簿記を切り替える方法

ずっと無料で使える」と人気の「やよいの白色申告オンライン」ですが、 「複式簿記で難しい!」という口コミと「単式簿記で単純すぎ!」と2種類の口コミ情報があって、困惑します。実は、やよいの白色申告オンラインは単式簿記と複式簿記の2つの表示方法を、切り替えることができるのです。その方法を解説します。

難しすぎる?単純すぎる? 「やよいの白色申告オンライン」の評価が交錯する理由

 

先日、やよいの白色申告オンラインの口コミを確認していたところ、

「複式簿記なんて知らないから全然使い方が分からない。やよいの白色申告オンラインは難しすぎる!」といった口コミと、

「簿記や経理はやったことがあり、老舗なら安心と思って弥生会計を選んだけど、文房具を購入したときの借方(どこから出金したか、支払方法)を入力できない!いくら白色申告だからって単純すぎる!

という交錯する2つの口コミがあって、困惑しました。

なぜこんなことが起こるのでしょうか。

やよいの白色申告オンラインは単式簿記と複式簿記の2つの表示方法が切り替えられる

やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記

実は、やよいの白色申告オンライン単式簿記複式簿記の2つの表示方法を、切り替えることができるのです。しかし、画面上にはそのような名称の設定項目が見当たらないので、多くの人が初期設定のまま、使用してしまいます。

まずは今の表示を確認する

まずは今、あなたのパソコンの画面に表示されているのは、単式、複式どちらの簿記・帳簿なのかを確認しましょう。

チェックポイントは以下の図のようになっています。

やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記

※当サイト管理人もやよいの白色申告オンラインを使い始めたのはだいぶ以前からなので、新規ユーザーの初期設定がどちらかは不明です。

単式簿記・複式簿記の表示によって、選べる設定メニュー項目数も変わる

実は、画面上で単式簿記・複式簿記の表示切替によって、もう一点、変わっている点があります。それが画面右下の設定メニューの選択項目です。

やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 複式簿記の設定メニュー
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記の設定メニュー

複式簿記表示の場合には、「口座・カードの設定」と、「残高の設定」があり、全部で6つの設定メニュー項目数がありますが、単式簿記表示の場合には、全部で4つの設定メニューしかありません。

簿記をご存じの方にはわかるかと思いますが、お金の入出金だけを記載する単式簿記には「資産」「負債」という概念が無いため、「口座・カードの設定」と、「残高の設定」メニューがなく、全部で4つの設定メニュー項目数となっています。

複式簿記・単式簿記 どっちを選べばいい?

白色申告では、複式簿記は必要なく、単式簿記で十分です。青色申告では複式簿記での記帳が求められます。(正式な複式簿記での記帳をする代わりに大幅な青色申告控除が認められるという制度)

単式簿記複式簿記の切り替えは「全体の設定→資産管理の設定」にある

では、この2つの表示、どこで切り替えるのでしょうか。どちらの帳簿メニューにもある、「全体の設定」の中に「資産管理の設定」というメニューがあります。

やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記

 

  • 「資産を管理しない」を選べば、単式簿記表示となります。
  • 「資産を管理する」を選べば、複式簿記表示となります。

切り替えた後で、左下の「登録」ボタンをクリックすると、ポップアップが表示されます。

やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記

「OK」をクリックすると、ログアウトされ、ログイン画面が表示されます。

やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記
やよいの白色申告オンライン 単式簿記 複式簿記

再びログインすると、単式簿記と複式簿記が切り替わっていますので、確認しましょう。

スマート取引取込なら、内部データは複式簿記で持っている様子

やよいの白色申告オンラインでは、この2つの切り替えは表示切替だけで、銀行口座やクレジットカードの使用履歴などを自動連係したりCSVファイルから読み込ませる「スマート取引取込」機能を使っていた場合、内部処理の1件1件のデータとしては複式簿記の仕訳相当のデータになっているようです。

あくまで「表示」の切り替えだけだという事ですね。

※「期首残高の設定なしの複式簿記に何の意味があるのか!」と言われればごもっともなのですが、全部のデータを入力しなおすよりは簡単です。

単式簿記表示でかんたん取引入力したあと、複式簿記表示に切り替えると、支払方法を追加で入力した方がいいかも

しかし、単式簿記表示で「かんたん取引入力」(レシートなど見ながら1件ずつ手入力)したあと、複式簿記表示に切り替えた場合、「かんたん取引入力」の画面には「支払方法」の欄がありませんから、空欄のままです。

もし、このまま複式簿記表示で作業を続けたい場合でも、白色申告では不要な項目なので、空白のままで確定申告書作成まで作業継続可能です。

几帳面な性格の方は、「かんたん取引入力」で入力した経費については、1件1件、支払方法を追加で入力した方が気分がいいかもしれませんね。

青色申告では期首残高の設定が必要

このように、やよいの白色申告オンラインでは、「資産を管理する」に切り替えても、期首残高の設定が必須ではありません。白色申告であれば、単式簿記・複式簿記どちらの表示でも、そのまま確定申告書の作成ができてしまいます。

しかし、入金の受取口座や経費の支払い方法を完全に埋めたとしても、これでは厳密な意味での「資産管理(資産と負債の管理)」にはなりません。

もし、あなたが例えば来年、青色申告をする予定で、「やよいの青色申告オンライン」に切り替えた際には、初めから複式簿記表示になっているだけでなく、期首残高の設定も必要になってきます。

もし、今は意味が分からなくても、年末年始の年越しの際には各口座や手持ち現金の残高をメモしておき、なんとなくでいいので「一番最初に何か設定が必要と書いてあったなー」ということだけ、頭の片隅に残しておいてください。

これで、あなたの確定申告がスムーズにできることをお祈りいたします。